兵を挙げる [└ほっと一休み]
4/3放送「NHK大河ドラマ」義経
丹波哲朗演ずる源頼政、その子源仲綱との場面
痛々しいほどやせ細り生気が静まりつつある丹波哲朗
源頼政最後の執念、その最後の奮起を
命が今にも消えようとする表情で演ずる妙演
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仲綱「かようなような扱いを受けてもなお、堪えねばなりませんかっ」
丹波「平家の面々は、我らがどうせ何も事も出来ぬと考えておられるようじゃ」
仲綱「それがくやしいでござる」
丹波「そちらがその気ならば、穏やかに切り抜けようとしても、
かなわぬかもわからぬぞ。重盛様みまかれた後の入道様は、
なにやらおぞましゅうなられた
平家に従い従三位まで昇ることが出来たが
これという働きもせず、清盛様という大樹の陰で
ただただ、息をした だけ のような気がいたす。」
仲綱「父上?」
丹波「わしも齢七十、、、とおに越えた。思いかけず長い年月を生きた。
ま こ と 生きてきたと 言 え る か ど う か
(仲綱演技を越えて丹波哲朗を見つめて思わず唾を飲む)
丹波「・・・わしが生きていたという証がほしいのじゃ」
源仲綱「父上・・・」
丹波「もうひと花、さかせてみしょうか」
仲綱「ちちうえっっ」
静かに、そして猛烈な顔で
丹波「平家に対し兵をあげる」
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なんだかぁなぁ妙に心に染みるのは昨今の事象のせいか、気のせいか。特に「かような扱いを受けても耐えねばなりませんか」「我らがどうせ何も出来ぬと考えておられるようじゃ」「兵を挙げる」あたりが・・・まぁこういう扱いを受けたら兵もあげたくなるわ、是非ともこの気迫を届けたい。
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