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TVタックル「人権擁護法案特集」 [┌人権擁護法案]

ビートたけしのTVタックル 「人権擁護法案特集」(2005/4/11放送)

ご存じTVタックルで人権擁護法案が取り上げられましたので、ご紹介します。
なお、人権擁護法案を取り上げられたTVタックルおよび番組スタッフの方々にこの場で謝意を申し上げます。以下TV番組をできるだけ忠実にテキスト化したものです。耳で聞いており、結構聞こえにくい場面も多いので、もしかしたら聞き間違い等あるかもしれません。なお、()は私の個人的コメントです。

出 演 ビートたけし、阿川佐和子、大竹まこと、江口ともみ
ゲスト 片山虎之助、浜田幸一、三宅久之、舛添要一、安住淳、福岡政行
ナレーター 郷里、広中(このコーナーの担当がどちらかは不明)


江口ともみ「差別や虐待から人権を守ることを守ることを目的とした人権擁護法案、この法案第二の郵政と呼ばれるほど大きな火種を抱えているようです」

※発言者名省略は総てナレーション

人権擁護法案、差別や虐待など社会の陰に潜む人権侵害を、国が法律で救済しようとしている。


 2002年名古屋刑務所事件、複数の刑務官が受刑者の腹部を革手錠で締め上げ死亡させた。これを機に、国会ではこれまで審議中だった人権擁護法案に一気に注目が集まった。ここで法務省は人権侵害を審査する人権委員会を法務省の外局にすると提案。だが、刑務所内で起きる身内の人権侵害をどこまで監視できるのか、法案には批判が集中した。一方、戦後類を見ないメディア規制に向かっている法案に、ジャーナリストやメディアは猛反発。

結果、一昨年(2003年)秋の衆議院解散と共に人権擁護法案は廃案となった。
しかしー

南野法務大臣2月4日「人権擁護法案を、今回の通常国会に出していきたいと」

法務省は再び、人権擁護法案の成立に動き始めた。

前回批判の強かったメディア規制は凍結、だが人権委員会はあくまで法務省の外局にすると譲らなかった。

人権委員会の権力は強大だ


人権委員会は差別の申し立てがあった場合、令状無しで家宅捜査、資料の押収、出頭要請まで行うことが出来る。

従わない場合は、30万円以下の罰金を科し、加害者の実名を公表すると言った社会的制裁まで加えることが出来る。

そんな法案の再提出にGOを出したのが、与党人権問題懇話会


推進派の筆頭には古賀誠氏

 
古賀氏「カメラさんこれでおわり」

 古賀氏が推進する理由、それはかねてから法案成立を目指す公明党と補選での選挙協力を引き替えに、成立を既に約束してしまったのだとか・・・。

また人権擁護法案は、戦友・野中氏がやり残した最後の政治課題。

それを託された古賀氏。まさに、今もって老兵は死なず。

だが、そんな古賀氏の前に、この男が立ちふさがった。

安倍氏「最近自民党が、少しほんとうの保守党とは思えないような政策を展開しているではないか、という批判がございます。その中の一つが、例えば人権擁護法案でございますが」(カット入る)「法案を提出をし、そして成立させてはならない。こう思います」

安倍氏が問題にしたのは、国籍条項

法案では、人権侵害を調査する人権擁護委員を日本人に限定するという国籍条項が無い。つまり、在日外国人でも人権侵害の調査に加わることが出来る。

 

安倍氏「例えば、北朝鮮 出身者の方々の人権を守っているのは、朝鮮総連という事になって、その方々がですね、人権擁護委員になる、という事になります。そうなれば、私なんか真っ先に、人権侵害を行っている事にされる危険性と言うのはですね、これは、やはり、ま”ある”んですね」

この問題に与党は揺れた

古賀氏「未だ法務部会の最初の関門を突破できずにいる訳でございます。大変、一緒にやらせていただいております与党公明党の皆様方には、申し訳なく思っております」

 

劣勢の古賀氏
さらに思わぬ相手から反対の狼煙が上がった
古賀氏の同志、平沼赳夫拉致議連会長が反対に回った。

 

今月4日、都内で開かれた緊急集会では市民1300人を前に平沼氏は気勢を上げた。

 

平沼氏「北朝鮮の国籍を、それを有する人たちがですね、正当な言論を封殺する、そういう危険性がある訳でありまして」

 

翌日、平沼氏は自らが会長となり、人権擁護法案に反対する勉強会を立ち上げた。会には、安倍氏も顧問として参加をしており、古賀氏に対して安倍・平沼の共闘態勢ができあがったことになる。

渦中の平沼氏が、古賀氏との関係について語った。

平沼氏「いやぁ私しとね、えー古賀元幹事長はですね、同期当選ですしね、それからまぁ年は私が一つ上で、彼が一つ下です。それから志士の会で同志として、ほんとに連携を密にしてやってます。だから、私は古賀氏のですね、たいへん苦労もよく分かる訳です。彼は彼で、一つは使命感を持って一生懸命やってますから、私しもそういう中で、あのー私の考えをですね、彼には伝えながら、整合性を求めてね、そしてしっかりした案が出来れば最善だと思う。だからまぁ、古賀氏の苦労も私は非常によく理解しています。」(カット入る)「まぁ、二人合意してますから、目くじら立てて対立なんてそういう事じゃないです」

 

 気になる合意の内容については、明らかにしなかった。
(※カメラ前での発言、しかも直前カットが入っているという事は、ここで言う同意とは変な意味、つまり裏取引なぞではないと推測しています。(んなのカメラ前で喋るはずが普通はあり得ません)どうせ、自民党としての同志としては同意しているとか、そういう前振りがあったのだと予測します。ここの部分については、ただ単に話を面白くするための編集と思われますが、誰か事実確認された方コメントよろしくです。)

そんな中、先週金曜日、再び自民党法務部会が開かれたのだが、推進派と慎重派との溝は埋まることはなかった。

 

 

古賀氏「拉致議連の平沼会長とも調整をさせて頂ければいけないと思っております」

ちなみに、この大変な部会をまとめているのは、このお方・・・

 

平沢氏「党の会合を既に4回やった限りで見る限りは、圧倒的に反対が多いなと。もし法案が通らなかった時には、自民党が困るというより、いわば与党との、いわば、、、あの公明党さんとの連立ね。この連立、信頼関係にヒビが入るという事を心配されておられる方、これはおられますよね」

それぞれの思惑が絡み合う人権擁護法案
果たして政治家に声なき声は届くのだろうか

---ビデオ終了。スタジオに戻る----

 

阿川「人権擁護法案というのも大分揉めてるようけれども」

片山「もめてますね、これ長い歴史があるんですよね、例のその同和関係の法案が、ハードは終わったちゅー事になってね、あとはソフトで、特に人権関係だと。こういう事で、法案を作ろうちゅーことからもうそうとうたってますよね。法案出たのが平成13年だったね?」

安住?「そうです」

片山「13年の3月に出て、一昨年の衆議院の解散、アレありましたけど廃案になったんで、私は必要性は認めてるんだけれども、慎重反対派の言い分もわからんでもないので。この前も古賀さん来られてね、色々話しましたけどね、まー今調整しますって話ですから」

 

福岡「あのー一つだけ、やっぱり幼児虐待の方ずーっと今ゼミをやってるんですが、その外国にはね子供幼児が虐待を受ける場合に、直ぐ子供をプロテクションするんです。チャイルドプロテクションという言葉があるんですけど。」

浜田「日本語で言うと?」

福岡「子供をまずまもっちゃうんです。つまり親から離すんで」

阿川「誰がですか?」

福岡「え?いわゆる児童福祉相談所とか、そういう所」
??「保健所みたいな所ですか?」
福岡「保健所みたいな(頷きながら)。で、これはですねどういう事かというと、日本の場合は親権、親の権利の方がですね圧倒的に強いんです。子供の命より親の権利強いけれども、ああやって一家なんとかでね、お父さん殺さないでとかいう愛知県でしたたっかねぇ?」
??「愛知県だね」
福岡「どっかの事件があって・・・」

阿川「よく保育所で勧告しても、口出し手出しはできない?」


(※テロップには「児童虐待から守ることはできるのか?」です。
  一見、福岡氏は人擁法の必要性を訴えてるように聞こえますが
  ここの部分は、人擁法は児童虐待について守る事ができるのか?
  と解せますので、疑問を呈する部分と思われます。)


福岡「その時はもう、まずプロテクションで守ってもらいたい。その後で親に厳しく言う、そのこと含めてですね、ただ片山幹事長ね、郵政の民営化の法案と同じように、こっち(郵政の方)は相当フィクションがあるからそうとう話題になるのだけれども、こっち(人擁法案)もなし崩しで通らない、ひれい(?)法案になる可能性はあるんでしょ?」

片山「そうですね、今の状況じゃ調整はされるのようですけれどもね、まぁ間に合うかどうかですよね」

福岡「人権を守るべきこの法案が、なんとなく人権を侵すようなね」

片山「うん、そういう事を言う人も」

福岡「いろんな部分をもっているというね、諸刃の部分を持っているというね私は、この部分をきちんとしないと・・・」

阿川「公明党の関係ってのはなんなんですか?」

一同「・・・」

 

浜田「はっきりいっときますよ。公明党さまがウンと言える事以外は自民党はやれません」

 

片山?「勝手にやって?おっちゃ?秩序が崩壊して?無くなる」(大音量だとかすかに何か聞こえます。多分こう言ってると予想しますが自信はなし

三宅「いずれにしろこの法案はね、もう物理的に通らないんですよ。だってね、4月24日にそのアレがあるでしょ、とうきゅう(?)ミニ、ミニ」
安住「補選、補選」

三宅「補選があるし、ミニとうきゅう(統一?)・・地方選もあるし。それからもうゴールデンウィークになるしね、7月の3日にねぇ都議選があるでしょ。そうするとですね会期なんてね多少延長したってねぇ、結局何もできないんですよ」(※これ今国会だけの話です。提出されてしまえば今後、継続審議になりますので誤解無きようご注意を)

阿川「でも人権擁護法案の、メディア規制が・・・」
浜田「それは~通りません」
阿川「・・通っちゃったら、この番組、潰れますね」
浜田「えぇ(肯定)」
片山「うん、うはは」(一同笑う)
??「たけしさんすぐ罰金払わないと(笑)」
??「30万の罰金払て(笑)」
たけし「ハマコーさんは400万ぐらい払わないといけない。大体、ギャラよりでかくなっちゃう」(一同爆笑)

 

---ここで番組終了---

鷹森は、総て納得している訳ではありませんが、けっこう今回の報道を評価しています。
願わくば、この報道に各局続いて取り上げて頂きますよう。
また、来週もTVタックル特集で取り上げて頂きますよう。


 

  
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人権擁護法案反対同盟が結成されています。

【関連前投稿】明日開催、人権擁護法案第4回自民法務部会
【関連後投稿】【本日】自民党法務部会第五回


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瑠璃子

見逃していたので助かりました。ありがとうございます。
しかしタックルはテレ朝の鬼ッ子みたいな存在ですね…。
コレを機にテレビ媒体でもっと取り上げてくれればいいんだけど…。
by 瑠璃子 (2005-04-12 11:53) 

2201

このレベルの出演者ではイケダセンセイについて言及できない、
ということですね。
ホリエモンに殺されるずっと前から
日本のマスコミは人権/宗教/反日ゾンビ状態。
by 2201 (2005-04-13 22:01) 

NO NAME

怖いですね。
この記事にnice!としただけで家宅捜索・罰金の可能性あり、ってな法案ですよね。
国民の殆どが「ふーん擁護してくれるのか。ならいいのかな。」位にしか考えていないでしょうね。詳細を知ることはありませんから。
自民党はこの法案を通すと何か得するのでしょうかね。
在日・解同擁護法案といってくれれば、多くの国民にもよく理解できると思うのに。
by NO NAME (2005-04-18 10:37) 

つばさ

始めまして。
私もこの日のTVタックル見逃してました。
もっと冷静に話をしてほしいですけどね・・・
by つばさ (2005-04-19 19:56) 

中島一真

初めまして、色々な時間の都合上折角のTVタックルを見逃してしまい
半ば焦っていた中島と申します。
物凄く参考になりました。僕も友人からこの法案を伝え聞き
今はWeb上のメールで草の根反対活動をしています。
僕は中部地方に住んでいますが、この法案に付いて
時間を割き、取り上げるテレビはほとんどありません。
中京テレビ、テレビ愛知、東海テレビなど各社にも問い合わせてみましたが
何かと避けているような傾向が取れますね。
その中でもこうやって法案の危険性を一生懸命訴えているTVタックルには
頭が下がります。
by 中島一真 (2005-04-21 11:49) 

VIVI

日本のメディアは本当に悪い!偏った情報しか国民に伝えない。このような番組があるからこそ、日本の政治は永遠に世界の舞台に入れない、なぜなら、日本人、日本の政治家が度量が狭いから。
台湾の国家顧問金なにさんみたいのやつがテレビで中国の悪口ばっかり言わせている日本が日中友好関係を阻害している犯人だよ!!!
日本に長年住んできた私は、この番組をみた限りはなかなか日本にいいイメージを持たない!!10年20年日本で住んでも、私の感情は日本、日本人に恨む!!!
by VIVI (2007-04-17 09:45) 

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