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bewaadさんへの返答 [┌人権擁護法案]

いやはや、ご親切に長文のレスありがとうございます。
未熟者ですので、どうぞお手柔らかにお願いしますねm(__)m

ちなみに、残念ながらso-netは今のところ表組みできないので、若干見にくいですが辛抱下さい。

  凡例

>>鷹森元投稿
>bewaadさんのレス
bewaadさんのレス抽出引用 『 』
bewaadさんのレス意訳{ }
その他引用

>>bewaadさんのブログ(http://bewaad.com/)によりますと、、人権擁護(言論弾圧)法案反対!ブログはミスリードではないかとお考えのようですが、根拠が法解釈のみであり、(推進の)原因と(推進者の)目的をチェックしていないという点で片手落ちです。さらに原因と目的をチェックせずに手段のみを問題にしているのも私には理解できません。

>webmasterの主観的評価で恐縮ですが、人権擁護法案反対論の多くは、人権擁護というお題目・建前は立派で賛同するけれども、それが恣意的に濫用されて表現の自由等が侵害されるというものだと考えていますが、この点に異論はありませんでしょうか? であるとすれば、恣意的に濫用される可能性の評価が先行することにはそれなりに合理性があるのではないかとwebmasterは考えております。

{反対論の多くは恣意的濫用により表現の自由等が侵害される(事を心配している)}点については賛同します。

>下手な例えで恐縮ですが、webmasterの主張は、日本刀だと騒がれているものを竹光だと申し上げているようなものです。竹光でだって殴ればけがぐらいはしますが、少なくとも竹光を買う人間に対して、日本刀を買う人間に対して必要と考えられるような購入目的のチェックは不要ですから、日本刀と竹光の誤認を指摘することに比べ、竹光を買う人間の目的を問うことの重要性は低いと考えているのです。

竹光でも人を殺せるシーンが弐十手物語にありましたね、まぁあれはマンガですが竹光だろうが日本刀だろうが危険性が無いとは言えないという点は同意します。

>>さらに、ユダヤ陰謀説と似ていると言う部分について明確な根拠を述べておりません。あのままではbewaadさんこそ印象操作ではないかと疑念を持たざるを得ません。

>ご指摘の点については以下で詳述させていただきますが、webmasterがユダヤ陰謀論云々と申し上げる前に大半を割いて縷々書いた部分、つまりは人権擁護(言論弾圧)法案反対!においては恣意的な引用や論理のすり替えが行われているとの指摘については、ご賛同いただいたと理解してよろしいのでしょうか? あくまでもミスリードなwebmasterのレトリックが問題なのであり、上記サイトのデタラメさは共通認識となったということでいいのでしょうか?

少なくとも私はああゆう表現方法は取らないように心がけている点は認めて頂けますでしょうか?また、本件のご質問は次項でまとめて述べさせて頂きます。

>>ユダヤ陰謀論と法案反対運動を同列に扱うのは無理があります。まず、ユダヤ陰謀論は根拠が無いあるいは希薄と思われます、一応我が闘争以外ではシオニズム宣言を根拠にしている人もいますが、少し無理があると考えますね。

>法案反対運動については以下触れますが、法案反対運動そのものがユダヤ陰謀論に似ていると申し上げたのではなく、その運動の中で語られる恣意的な濫用の危険性の指摘が陰謀論に似ていると申し上げたのです。先にwebmasterがまとめたお題目・建前は立派云々というのは、民主政の美名の下大衆操作を通じてユダヤ人が世界征服をたくらんでいるとのシオンの議定書(シオン賢人議定書)(「我が闘争」におけるユダヤ陰謀論の源流です)と同じロジックです。

 

『その運動の中で語られる恣意的な濫用の危険性の指摘が陰謀論に似ていると申し上げたのです』については

1.ユダヤ陰謀論的であるかどうか
2.陰謀論そのものだとしてその陰謀はあるのか無いのか

の論点2つあると思われます。
また、陰謀の定義は

いんぼう【陰謀】
人に知られないようにこっそり企てた、よくない計画。〔法律では、二人以上でする犯罪計画を指す〕

Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997

とありますので、陰謀論の定義は「人に知られないようにこっそり企てた、よくない計画だと指摘する事」とし、ユダヤ陰謀論は「根拠が無い陰謀論あるいは言いがかり」という認識とし、これをユダヤ陰謀論的と呼び陰謀論と区別する、でよろしいでしょうか?

とりあえず、以降bewaadさんが言われる陰謀論は「ユダヤ陰謀論的」だと読み返させて頂きますがこれもよろしいですか?

1.ユダヤ陰謀論的であるかどうかついて


『同じロジックです。』

なるほど、ロジックが似ていると感じられるのですか、でそのロジックというのは『民主政の美名の下大衆操作を通じてユダヤ人が世界征服をたくらんでいる』という部分のロジックと言われるのですか?
すいませんがこの文面を読んでまっさきに思い浮かべるのは中国や北朝鮮の靖国批判や日本軍国主義復活などの対日批判の方でして、どうしても私の頭では人権擁護法案反対運動に結びつきません。つまり『民主政の美名の下大衆操作を通じてユダヤ人が世界征服をたくらんでいる』だけではどこがどう人権擁護法案反対に結びつくロジックなのか理解できません。また、提示頂いたリンク先ではユダヤ陰謀論がいかにばかげているかは読みとれますし、ユダヤ陰謀論がばかげたものであるという点は賛同しますが、そこでもどういうロジックなのか理解できませんでした。是非ご教授願いたいと言いたい所ですがお忙しいでしょうから、上記説明では納得できませんとだけご返事しておきます。

>>それに反して、解放同盟の関与については東京新聞の報道および部落解放同盟大会での宣言2つの根拠があり(小さいの入れれば他にまだありますが、2つで十分でしょう)、解放同盟が同法案の主力推進者である事には間違いありません。

>まず、webmasterが陰謀論とのみ記してその含意を詳述していなかった点にぬかりがあったことを認めます。その上で申し上げますと、解同が人権擁護法案の成立を目指していることを否定などは全くしていません(紛れもない事実なのですから)。解同が人権擁護法案の成立をめざすのは、解同が(人権擁護法の恣意的な濫用により)日本の言論を支配し暗黒時代をもたらそうとしているからだ、という立論は陰謀論であり根拠がない、と申し上げているわけです。


『陰謀論とのみ記してその含意を詳述していなかった点にぬかりがあったことを認めます』について

ご謙虚な姿勢おそれいります。私は人間が出来ていないのでなかなか簡単に謝れないませんね
この姿勢は見習いたいと感服致しました。

『その上で申し上げますと、解同が人権擁護法案の成立を目指していることを否定などは全くしていません』

了解しました。

『解同が人権擁護法案の成立をめざすのは、解同が(人権擁護法の恣意的な濫用により)日本の言論を支配し暗黒時代をもたらそうとしているからだ、という立論は陰謀論であり根拠がない、と申し上げているわけです。』

 まず、「人に知られないようにこっそり企てた、よくない計画だと指摘する事」という意味では、確かに陰謀論ですが、ユダヤ陰謀論的かどうかは部落解放同盟に対する言葉狩り批判がありますので、根拠がまったくないとは言えません。


>で、ご指摘の東京新聞の報道とは「人権関連法案突然の再浮上/仕掛けは解放同盟」のこと、部落解放同盟大会での宣言とは今月初旬の第62回大会におけるそれのことだとして、彼(女)らが本当は人権侵害救済法案の成立を目的としつつ、ないよりはあった方がいいとの考えから現在の人権擁護法案の成立を推進していることを超えて読み取れるものはありません。

 私は関与について述べただけで、関与としては上記資料で十分と思い提示しただけです。ちなみにソースについて検索のお手間を取らせてしまった事をお詫び申し上げます。物憂さ鷹森と言って頂いても結構なのにご親切に探してこられるとは、ありがたい限りです。
 ちなみに、これあくまで関与の根拠として述べただけで、別段「何を目ざし、何を目標としているかの確認用」に出したわけではありません。ですので『現在の人権擁護法案の成立を推進していることを超えて読み取れるものはありません』とのご判断は、これを元にしないで頂きたい。

 ちなみに『ないよりはあった方がいい』だけについては、そうではないのではないか?と疑問を述べておきます。

ソース、エンカルタ百科事典「部落解放運動」より(→全文はこちら

一方、部落解放同盟も同年5月の全国大会で、これまでの運動をみなおす方針をうちだした。生活環境改善事業の継続をもとめる方針に変更はないものの、17年間とりくんできた「部落解放基本法」制定要求国民運動を「部落解放・人権政策確立」要求運動に発展させるという。これは特別措置法に依存した部落解放運動から、高齢者や女性、障害者、在日外国人などさまざまな人権団体と協力し、あらゆる差別撤廃をもとめて幅広い運動をすすめるというものである。部落解放同盟では今後、日本を真の人権立国とするための法律・行政機構の整備や、「同和」教育の成果をふまえた人権教育の創造など、5つの活動の柱を中心にとりくんでいくとしている。

Microsoft(R) Encarta(R) Reference Library 2003. (C) 1993-2002 Microsoft Corporation. All rights reserved.

(※ここでいう同年とは2002年の事です。)

 この文面から推測するに人権擁護法案は「部落解放・人権政策確立」要求運動の一環かと思われ、17年とりくんできたというくだりから受ける感じは「悲願」という単語を私は連想します。ですので『ないよりあったほうがいい』というのには疑問符でお返しします。

>およそ解同の存在自体が悪で、その為すことはすべて否定すべきであるとの前提をおかない限り、解同が賛成・推進していることのみをもって人権擁護法案に反対することの論拠とすることはできません。この前提を受け入れない場合、解同の賛成・推進を人権擁護法案反対の理由としては、表のそれとは異なる裏の賛成・推進の理由があり、その理由に問題があるからというものしかwebmasterには考えつかないのですけれども、他に何かあるのでしょうか。他にないのであれば、その裏の理由が真であるとのソースはどこにあるのでしょうか。

同和利権の真相
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E5%92%8C%E5%88%A9%E6%A8%A9%E3%81%AE%E7%9C%9F%E7%9B%B8

反天皇制は部落解放の核心である 師岡佑行
http://www.asahi-net.or.jp/~qm8m-ndmt/memento/m_pdf/m13.pdf

部落解放同盟から別れた旧全国部落解放運動連合会(現全国人権連)は「国民の人権を抑圧する「人権擁護法案」」と言っている
http://homepage3.nifty.com/zjr/topics22-1.htm

 そもそも、全国人権連が終結宣言して全国部落解放運動連合会の名称を変更しており、法務省人権侵害事件統計でも1年間の新受理で85件、前年繰り延べ含めても110件でしか無い(全体は18786件なので、0.4%。人口比0.00007%)なのに、未だに「早急な解決こそ国の責務」「抜本的な解決策を」「なぜ部落解放基本法が求められるのか」「糾弾は組織的に行なわれることによって社会的にも認められ、差別した人の真の反省と差別された人たちの自覚を促し、差別を許さない集団がつくられるのです部落解放同盟中央本部HPで宣言している事についてbewaadさんは理解し賛同する事ができますか?

念のため申し上げますと、例えば先に紹介した「人権擁護法案ポジションMAP」を作成されたJ2さんが、別エントリで解放同盟はこの法案の目的の1つが糾弾への不当な介入の排除と明言していますと指摘していますが、そこで引用されている解放新聞の記事において「確認・糾弾への不当な介入の排除」が「メディア規制の削除」と併記されていることからも、当サイトでは何度か指摘していますが、この解同の主張は現在の人権擁護法案の目的は調停、仲裁、勧告のみを人権侵害への対処法として正統性を独占させ確認・糾弾の正統性を否定するもの=不当な介入なのでそれを排除せよ、つまりは人権擁護法案が成立したとしても法律に基づく救済手続とは別に確認・糾弾の正統性を認めよ(人権擁護法案に対する部分的反対論)、という主張であると解するのが正しいと考えております。

 なるほど、部落解放同盟が「不当な介入の排除と明言しています」のは同意頂けるのでしょうか?もし同意頂けるなら、次に、部落解放同盟が「不当な介入の排除」をあきらめているかいないかの点はどのように思われていますか?仮にあきらめていないとするなら、法案の成立後に法案改正要求もしくは運動をやると思われますか?やらないと思われますか?

>>また、創価学会および公明党の関与ですが、法案を先に(即日)公明党が承認している点、さらに公明党が過去外国人参政権を求める運動を行っている点、創価学会が人権展を度々行っている点、さらに国連から人権教育プログラムの採択に功績があったとするこれら4つの点から考えて関与が濃厚と思われる事実があり、ほぼ関与推進していると考えて差し支えないと考えます。

>推進しているであろう(webmaster注:「人権擁護法案ポジションMAP」によると創価学会自身の見解は明らかでないとのことですので、「であろう」としました)ことを否定しないのは解同と同じですので、その議論は繰り返しません。

ここは同意


>「創価 人権擁護法」でぐぐるとわかりますが、概ね創価学会にまつわる陰謀論としては、池田大作名誉会長への報道対策のためであるというものと、その信者である在日韓国人・在日朝鮮人のためであるというものが主流です。で、彼(女)らがそのような主張をすることはまったく正当な政治活動であり、それが問題であるわけがありません。

 『それが問題であるわけがありません』とありますが、私は関連性があるという線上で創価学会や公明党を述べただけであって、本件について創価学会に問題があるのは一言も述べていません。実際はまだ調査中で、関与濃厚とは思っていますが、どの程度の比重でどういう関与をしているのか、どういう原因と目的であるのか彼らが明言していない以上総てが憶測を出ません。(その点はおっしゃる通りです)ですので、人権擁護法案と創価学会や公明党がどういう関係なのか現状把握中でしかないので、はたしてそれらに問題があるのか無いのかはまで判断しに行く前段階だという状況であって推測は可能だけれども、まだよく分からないという状況だと思います。なお、どのサイトの事か明示されていませんでしたので、勝手ながら私宛の批判だと解釈させて頂きました。もし、他のサイト宛でありましたら、末尾の方に記載する内容で返すと見て下さい。以下bewaadさんの創価学会の下りは、独り言であると読み替えてレスします。

>問題があるとすれば、既述のとおり裏の理由に問題がある場合でしょう(例えば創価学会員だけが優遇されるといった恣意的な濫用を目指している等)。きちんとしたソースがあるなら創価学会批判を陰謀論だとした記述は謝罪の上撤回しますが、寡聞にしてまともなソースは見たことがありません。


 『池田大作名誉会長への報道対策のためであるというものと、その信者である在日韓国人・在日朝鮮人のためであるというものが主流です』を読んで、やっとbewaadさんの怒っている部分が一点把握しました。

『問題があるとすれば、既述のとおり裏の理由に問題がある場合でしょう(例えば創価学会員だけが優遇されるといった恣意的な濫用を目指している等)。きちんとしたソースがあるなら(以下略)』

 創価学会については現時点でなんとも言えないですな、いや、もうそこまで手が回らない状況です。一人じゃ無理です。
なので、上記ソースお持ちの方をこの場をお借りして募集します。
しかし、なぜこの件で彼らは黙っているのでしょうか?ネットで反論は簡単にできるのにこの点は疑問です。

>そもそもメディア規制自体がけしからんという意見には一理も二理も認めますが、であれば創価学会は批判対象の一つに過ぎないことを明らかにし、他のメディアスクラム規制推進派も同様に批判すべきです。創価学会のみをこの理由で批判し、他を批判しないと言うことであれば、それはダブルスタンダードのそしりを免れないでしょう。

 うーん、これ理解できてません。批判対象が一つだけなのは”片手落ちだ”と言われるなら、まぁそうも言えるかな?とは思いますが、片方だけを批判するのは”ダブルスタンダード”になるのですか?
すいません、勉強不足なものでダブルスタンダードの意味について教えてください。

>国籍条項問題に代表される外国人の取扱いについても同様です。ただし、こちらについてはいわゆる当然の法理と、外国人にも日本国憲法に基づく人権保障は部分的に及ぶとした最高裁判決というより高いハードルがありますが。

 私は法律の専門家じゃないので、この話は分かりません。時間があったら勉強してきますが、多分無理ですので、反論も賛成も何もしません。

>>次に、「在日韓国人・在日朝鮮人」とありますが、少なくとも私は朝鮮総連とは書きましたが、在日韓国人・在日朝鮮人とは一度も書いたことがないです、これらは、区別しないと明確に意味が変わってしまうので、ささいな点には見えますが確実に区別しなければならないと思います。(朝鮮総連は在日朝鮮人の民意に基づき動いているというよりも、北朝鮮政府の意向で動いているのではないかという疑いが濃厚のため明確に区別すべきと考えます)他のサイトも私が知る限りは、在日韓国人・在日朝鮮人と書いている所は知りません。なぜ、bewaadさんは在日韓国人・在日朝鮮人と記載したのか、疑問があります。

>では先の鷹森さんに倣ってwebmasterも2つソースを出しましょう。西尾幹二先生の産経新聞への寄稿と、拉致議連の声明です。いずれも在日韓国人の語が用いられています。

 西尾氏のは、ほとんど見ないか見ても斜め読みしかしていないので完全に見落としておりました。これは、失礼しました。

西尾氏サイトより引用
「人権委員会は北朝鮮系の人で占められている場合がある」
「例えば、北朝鮮の拉致問題への対応を批判したり、経済制裁を求めることまでも、在日韓国・朝鮮人への人権侵害を助長したと解釈されてしまう危険性がある。」

確かに法案成立後の予想としてそう書いてますね

 それで、これが陰謀説だとのご批判ですが、確かに「人に知られないようにこっそり企てた、よくない計画だと指摘する事」という意味では陰謀説なのかもしれませんが、根拠がある予測なのかそれもと、ユダヤ陰謀説的なものなのかどうかは私には判断つきかねます。要するに陰謀説と言われれば陰謀説にも見えるし、そうじゃない実際にあり得る予測だと言われればそうなのかな?と思ってしまう。
先ずは、陰謀説ゆるすまじと書かれる前に、この点については西尾氏にコメントなりTBなり打って確認された方が良いのではないですか?

>>また、そもそもですがそこでいう陰謀論とは何を指しているのか私には分かりません。こちらから憶測は可能ですが、それでは議論にならない、もっと明確に述べてもらいたい。まさかとは思いますが、「推進者として関与している」と述べることを陰謀論とおっしゃるのでしょうか?非常に疑問です。

>以上のとおり、「『推進者として関与している」と述べること」を陰謀論だとしているわけではありません

なるほど、そうでしたか。
安心しました。

>が、鷹森さんの別エントリにおける次の記述は陰謀論に片足を踏み入れているとwebmasterは思います。

安心した矢先にそう来ますか

>私案人権擁護法を書いて、一度書く側に立ってみて始めてわかったけれども、本気で問題を重視していたら、「まっさきに児童虐待問題」を取り上げるはずである。次に”本気で人権を擁護しようと願っている”なら、人権擁護委員が”誤って人権を侵害したケースを想定する”のは当然の事である。/どちらも、記載が無い。では、本法案のホンネとは何だろうか?

↑なるほど、これは確かに私が別のエントリーで書いた奴です。


>まず児童虐待問題ですが、人権擁護法案においてより対応の必要性が高い(それに伴い何がそれであるかが明確に規定されている)特別人権侵害の1つとして、「児童虐待の防止等に関する法律(平成十二年法律第八十二号)第二条に規定する児童虐待」という規定があります(第42条第1項第3号ニ)。その周辺部分についても、より弱い対応しか許されていない一般の(=特別人権侵害でない)人権侵害の一である「特定の者に対して有する優越的な立場においてその者に対してする虐待」に該当します。


 いえ、私は”本気で問題を重視していたら、「まっさきに児童虐待問題」を取り上げるはずである”と書いてます。
つまり、順番を問題にしているわけです。第四十二条を最初から引用すると

第四十二条 人権委員会は、次に掲げる人権侵害については、前条第一項に規定する措置のほか、次款から第四款までの定めるところにより、必要な措置を講ずることができる。ただし、第一号中第三条第一項第一号ハに規定する不当な差別的取扱い及び第二号中労働者に対する職場における不当な差別的言動等については、第六十三条の規定による措置に限る。

  一  第三条第一項第一号に規定する不当な差別的取扱い
  二  次に掲げる不当な差別的言動等
    イ  第三条第一項第二号イに規定する不当な差別的言動であって、相手方を畏怖させ、困惑させ、又は著しく不快にさせるもの
    ロ  第三条第一項第二号ロに規定する性的な言動であって、相手方を畏怖させ、困惑させ、又は著しく不快にさせるもの
  三  次に掲げる虐待
(引用終り、以下略。→全文はこちら

と、3番目に来ているわけです。第三条第一項第一号は
「第三条一 イ  国又は地方公共団体の職員その他法令により公務に従事する者としての立場において人種等を理由としてする不当な差別的取扱い」ですので、児童虐待より先に、「公務員の人種等理由とする差別的取り扱い」(※1)や「人種理由としてする侮辱、嫌がらせその他の不当な差別的言動で相手を不快にさせるもの」(※2)なんぞが先に来ている訳です。

(※1、公務員だけじゃなくて、商売人、社員、採用試験、などでの差別的取り扱い」と読めます。正確な原文確認されたい方はこちら
(※2 正確には「人種等の属性を理由としてする侮辱、嫌がらせその他の不当な差別的言動」)

で私「私案人権擁護法を書いて、一度書く側に立ってみて始めてわかったけれども」とも書いてますが、これ詳しく言えば
私案人権擁護法案を書いている内に、無意識の内に”自分の中で重要だと思われる人権侵害の順に書く”事に気が付いたという事です。
あの私案を書き上げた後「あぁ、ついついホンネが出ちゃうんだなぁ」と思った訳で、その後ふと改めて法案を見たら、順番が児童虐待より先に在日公務員の差別的取り扱いや不快にさせる言動が来ている。「こりゃどういうこっちゃ?」と思った訳で、記載していないという事を指摘した文章ではありません。

>また、人権擁護委員の権限は、これまでも当サイトで何度か触れてきましたが、いくら濫用したところで他人の人権を侵害できる可能性は極めて低く(砂糖を大量に食わせたって人が殺せるようにまったくあり得ないとは言いませんが)、そんな事態を想定した規定を置く必要がありません。相対的に強い権限を有する人権委員についても、鷹森さんが具体的にどのような人権侵害を想定されているかはわかりませんが、DEATH NOTE調のアレでしたら、そんなことは人権擁護法案の規定では絶対にあり得ないので対処できるはずもありません。


『他人の人権を侵害できる可能性は極めて低く』ってのはこれ本当ですか?

『DEATH NOTE調のアレでしたら、そんなことは人権擁護法案の規定では絶対にあり得ない』
アレですか、仮にアレが間違っている/いない,に関係なく法案分析から答えを導くべきで
アレが変だから安全と断定できないと思うのですが?
それに、論点は人権擁護委員の権限だけではないでしょう。

例えば第六十二条

  (資料の閲覧及び謄抄本の交付)
第 六十二条 人権委員会は、第六十条第一項の規定による勧告をした場合において、当該勧告に係る特別人権侵害の被害者若しくはその法定代理人又はこれらの者から委託を受けた弁護士から、人権委員会が保有する当該特別人権侵害に関する資料の閲覧又は謄本若しくは抄本の交付の申出があるときは、当該被害者の権利の行使のため必要があると認める場合その他正当な理由がある場合であって、関係者の権利利益その他の事情を考慮して相当と認めるときは、申出をした者にその閲覧をさせ、又はその謄本若しくは抄本を交付することができる。

とあります。第六十条第一項、つまり特別人権侵害で概要を公表された人物ではありますが、弁護士はともかくなんで被害者や法定代理人まで「資料の閲覧又は謄本若しくは抄本の交付」ができるのか不思議で、裁判起こすため閲覧するなら弁護士が交付を受ければ良く、第六十三条には人権委員会が訴訟に参加できるとも書いてあるから、お金がなくて弁護士雇えない人でも、人権委員会参加者をもって彼らが閲覧すれば良いい訳で、それ以外の権利利益のために被害者が交付を受けるのはプライバシー権の侵害ではないかと考えます。仮に人権侵害の予防に必要なら既に公表に至っている訳で、また、文中にも「権利の行使」と書くべきではなく法案に疑問が持てます。

一応第3項には「不当に関係者の名誉又は生活の平穏を害することのないよう注意しなければならない」とはありますが、守秘義務は課していないようですし、注意しなければならないというだけで、なぜ禁止と書いていないのかも疑問で、これは人権委員あるいは人権擁護委員らの人権侵害には該当しませんが、被害者の復讐的人権侵害を阻止するという意味においても疑問が持てますので、人権擁護法案成立時にそれを原因とした人権侵害が発生しないとは断定出来ないと思います。

>にもかかわらず、どこかに「ホンネ」があるとして探し始める、その「ホンネ」が(ソースがなければ)陰謀であり、そのような「ホンネ」があることをアプリオリの前提として構築される世界観が陰謀論なのです。

ん?根拠が無ければ陰謀になってしまうのですか?
そうなると、証明地獄になってこれまた自由にものが言えなくなりますよ、「ソース無し=陰謀」まで行くと納得できないです。

>先回りして、予定される反論にリジョインダーを付けておきますと、以上は解同その他の取り上げた団体やそれらの構成員に非の打ち所がないと申し上げているわけではありません。個別には非難すべき言動はいくらでもあるでしょう(逆の意味で保険をかけておきますと、それらの団体がことさらに悪だと申し上げるものでもありません。しょせんは神ならざる人間の集団である以上、誤りからは逃れられないという趣旨です)。そうした言動を非難することに問題があるというのではなく(手段に問題がない限り)、それらを一足飛びに一般化・抽象化することが問題なのです。

非常に納得できません。
もちろん、神ならざる身ですから、100%の正義はありませんが、なぜ部落解放同盟や公明党、創価学会および朝鮮総連に対してここまで批判、不満が噴出するのかを考えると、過去彼らがやってきた事に対する反感があるのではないかと推測します。
一般的に陰謀論の9割は妄想であり耳を傾けるべきでないし言うべきではないと思いますが、本件は彼らの身から出た錆という見方もできる状況下で、かつ上記各点において陰謀論とする根拠も疑問符が沢山付く状態では当方にソースの提出を求められても違和感を感じます。
まずは、当方にソースを求める前に、上記各点について是非とも検討回答下さいますようお願いします。

また、まったく別の観点から仮にbewaadさんのご意見が総て正しいと仮定したとして(念のため言っておきますが、同意、賛同、納得している訳ではありません)、bewaadさんが言われるところの「人権擁護法反対の指摘方法」が陰謀論と言われると、他への批判はどうなるのか?例えば「スパイ防止法が阻止された時と同じような危険性の指摘方法」(以下指摘方法)も同列ではないか?との疑念などがあり、仮に人権擁護法案の指摘方法を問題にするならば、他の「北朝鮮に対する経済制裁反対論」や、大げさに人権侵害があったとする法案推進者の「指摘方法」も同一に厳しく指摘されるべきです。100歩譲って人権擁護法案反対の「指摘方法」がモラルハザードとするならば、他者の指摘方法もモラルハザードとしなければフェアではなく、実際に法案賛成派のHPでは「人権擁護(言論弾圧)法案反対!」は差別をしたいがため反対しているのだとか、あるいは反対サイトにリンクを張ることは差別の助長に繋がるだとか「反対運動」に対する批判は、「語られる恣意的な濫用の危険性の指摘が陰謀論に似ている」状況があり、さらに小人と巨人のような戦いの最中で、片方だけ武器の使用を許して、片方には許さないような状況というのは疑問があります。bewaadさんが「そういうやり方はやらん方がいいには決まっている」には賛同し、「嫌い」だというのであれば同感ではありますが、本件に限って言えば、正当防衛と解釈する事も不可能ではない。もちろんそれが正当防衛なのか過剰防衛なのかという意見も出るかもしれません。それについては、私は私が白黒はっきり断定できるものではないと考えます。少なくとも私は「それにより良い社会ができるか」「それにより悪い社会ができるか」の結果論として後世歴史が判断するべき事項ではないかとも考えられます。ですので、現時点としては「故に私はそういう手段を執らないように心がける」以外の判断は下していません。ですので、最後にbewaadさんのご意見が総て正しいく私が間違えていたと仮定したとしても、賛同も非賛同もいたしません。

最後に、長文におつきあい頂きありがとうございました。

  
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【後編】bewaadさんへのさらなる疑問 


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pko

私は反対論者ですあることをまずはことわっておきます。
bewaad氏の他人のレッテル貼り(と氏が思ったもの)に対しては厳しく言及して自分のレッテル貼りは無神経な姿勢はうすら寒いものが。
法案成立後の状況を示唆しているようで怖い。
本音を明確なソースの裏付けなくて指摘することが陰謀論?
滅茶苦茶稚拙なレッテル貼りですよ。
by pko (2005-04-01 11:26) 

masa

創価学会についてですが、bewaad氏のまともなソースという定義がよくわかりませんが、

まず、この法案と創価学会の関連性についてのページです。

稀代の悪法・“池田大作擁護法案(=人権擁護法案)は、断じてフンサイしなければならないという、これだけの根拠” http://toshiaki.exblog.jp/d2005-03-11

次に創価学会の反社会性についてのページです。

オウム事件の整理整頓 http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/kok_website/fireworks4/totalindexpage.htm    〜は半角で
創価学会の麻薬ビジネス http://www.e-net.or.jp/user/mblu/ndb/skbk1/sg1/media/mayaku.htm
創価学会による被害者の会 http://www.toride.org/

廣森さんが参考にできるソースかどうかわかりませんが、一応お伝えしました。
by masa (2005-04-01 14:15) 

takamori

bewaad氏も私も本来の敵を間違えているのではないか?
とふとおもった。直感ですので、根拠も理論もありません。
日本人同士が争っている場合じゃないのじゃないか?

pkoさん、masaさん、コメントありがとうです^^
非常に参考になります。どんな些細な事でもかまいません
教えて頂けるとありがたいm(__)m
両手が埋まると、爪楊枝一つ動かせなる。本当に助かります^^
また、他のエントリーでコメントまだの方もありがとうです^^
コメントを頂くと元気を頂いたような気がします。
by takamori (2005-04-01 21:30) 

あなた、文体が幼稚にすぎますよ。

bewaadさんに見当はずれな反論ばかり返してるんで「おやおや・・・」と思っていたら案の定。陰謀論を「人に知られないようにこっそり企てた、よくない計画だと指摘する事」と定義したのには失笑しましたよ。ダブルスタンダードの意味すら知らず、論争相手に問い返して恥としない厚顔無恥ぶりにはあきれかえりますが、大部分の感情的反対派はあなたと同じようなレベルと見受けられます。今まで同レベルのお仲間と仲良く陰謀論ごっこをやっていたので、自分の知性がいかに低レベルか理解できないまま、bewaadさんに突っかかっていったのでしょうけど、結果は無惨でしたね。
ところで、鷹森さんの直感(笑)が見いだした「本来の敵」っていったい誰ですかー?
by あなた、文体が幼稚にすぎますよ。 (2005-04-02 23:42) 

素ー

 自分については、デスノート風とかいうものは見る気もなく、公開公文書を探って独自で行きついた、関わりの初期からの「陰謀」論です。
 下のトラックバックでまとめましたが。
by 素ー (2005-04-03 16:51) 

素ー

 忘れていました。
 ↓です。
 「要約-人権擁護法案の、陰謀と改良 」(スクランド日記 4/3 16:35)
by 素ー (2005-04-03 16:53) 

FD3S

鷹森さま、いつも拙ブログへのnice!をありがとうございます。
長いエントリですね。ねぎらいのクリックもしておきました。
弱者救済、差別根絶は重要だと認識していますが、私も当該法案には反対です。
それは鷹森さんが仰るように、法律を作ろうとした「動機」に対する不安を払拭できないというのも理由の一つです。

また、昨今の人権救済事例(職務を全うしない教員、校長を土下座させた子供、過激な性教育をした教員、学校法を曲げるように言う朝鮮学校生徒等)を見れば、差別の定義が蔑ろにされて、被害者の主観、我儘など合理性を欠く理由でも救済対象になるという現状があることも憂うべきことです。
差別は忌むべきことでそれによる不利益者がいるならば、それを擁護・救済すべきでしょう。しかし、それは当事者の主観のみで決められれば、何でも罷り通ります。

さらに、法解釈上、現状の法案に問題がなくても素地が出来たあと、「なし崩し」的に懸念されている方向にいかないとは言えません。法律は条文の追加・削除は容易でも、その存在を無くすことは難しいですから。しかも、人権擁護と名の付いた法律ならなおさらです。

私としては、これだけで十分、廃案になって相当の理由だと思います。
by FD3S (2005-04-05 02:28) 

takamori

FD3S さん、素ーさんコメントありがとうございます^^
そうですね、反対理由としてはもう十分だとは思います。
ちょっと最近ばたばたで手が回ってないですが(コメント返事遅れてる方ゴメンナサイ)一応次の投稿しておきましたのでご参照ください^^

あと、幼稚との指摘ありがとうございます。できるだけ簡単な文面にしようと心がけていますが、多少は読みやすかったでしょうか?目標は小学生でも分かる内容を目指しているのですが、なかなか難しい。まぁ、内容と分かり易さで勝負だと思っていますが、その他文章的も良い方が決まってますので、ご指摘を頂いてさらなる磨きをかけていきますので、どうぞよろしくお願いします。(ちなみに、私普通の人なので苦言や悪口に対する寛容さには限界がありますので、わがままを言わせて頂ければ穏便な言い回しをして頂けるとありがたいです)
by takamori (2005-04-05 12:58) 

アッカ

>あなた、文体が幼稚にすぎますよ。さん
bewaad氏がどんな方かは知りませんが、
あなたのような方に援護されて嬉しいと
思う人はいないでしょうな。
by アッカ (2005-06-21 10:09) 

拉致の練習目撃者

bewaadの「折伏宣言発見」。
ブログの自己紹介文で、「折伏」したいんです、などと。
されてやりませんがな。
ちなみに、「しゃくぶく」は、宗教用語でーす。苦笑い。
エントリーが動いていないようですが、鷹森さんは、お元気でしょうか?
あなたの文章力は素晴らしいので、復活の日を楽しみにしております。
「憎まれっ子世に憚る」を地で行く、
「折伏したい、とほざく、慇懃無礼な悪文書きが生き残る」、
つまらない、変なネットになりつつありますね。
ガンバレ、ブログ鷹森さん!
by 拉致の練習目撃者 (2006-06-08 02:36) 

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